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文字書きの練習

初心者によるピッキングのすゝめ

はじめに
皆様こんにちは。SANMAと申します。
IPUSIRON氏のピッキング講座に感銘を受け、この度記事を書かせていただくことになりました。この記事の目的はピッキングのやり方だけでなくピッキングに興味を持っていただき、より本格的な鍵の世界へと渡る架橋となればと思い寄稿しました。こんな趣味もあるのか程度に見ていただければ幸いです。

 

概要
皆さんはピッキングは難しい技術で鍵の専門家でもないとできないとお考えではありませんか?
かつて私もそうでした。しかしピッキングは鍵の種類にもよりますが理論は簡単で技術も少し練習すれば身につくお手軽な趣味なのです。
今回はピッキング初心者の私の実体験と共に学んで行きましょう。

 


鍵の仕組み
まずはこちらを見てください。

f:id:switchge003:20161004000318j:plain鍵の内部構造

スプリングは文字どうりバネです。これのおかげで全てのピンが押し返されている状態になっているわけですね。
次に上ピンです。トップピンとも呼びます。これは下ピン(ボトムピン)とは別々になっており下ピンを持ち上げることによって上ピンも動き、全ての上ピンと下ピンの隙間がプラグと水平になれば鍵は開くというわけです。

f:id:switchge003:20161004000359j:plain間違った鍵と正しい鍵

図2を見ると一目瞭然ですね。正しい鍵は上ピンと下ピンの隙間(シアラインと呼ぶ)がキチンと揃っています。これが鍵が開く仕組みです。
さて、ここまで読んで鍵のある程度の仕組みはご理解いただけたでしょうか。
つまり鍵が無くてもシアラインさえ揃えてしまえば鍵は開くわけです。この行為をピッキングと呼びます。
ここまでは頭に入れることばかりで退屈でしょうから次からは私なりのピッキングをお見せしたいと思います。真似するもよし、改良するもよし、とにかくピッキングを楽しんでくださいね。

 


ツールの作成
いきなりピッキングをしろと言われても無理な話です。まずはツールを作りましょう。
使う素材は、クリップ、ペンチ(加工するため)、マイナスドライバー、今回はこれで以上です。
百円ショップで揃うような素材ばかりで手軽なのがピッキングの長所ですね。
ではこれらを加工していきます。加工と言ってもクリップを広げて先端をペンチで曲げるだけです。

f:id:switchge003:20161004000433j:plain

これでツールは全て完成です。簡単でしたね。
ちなみにこのクリップはフックピックというピッキングツールを真似して作りました。汎用性が高いのが利点です。

 

ピッキングのやり方
前置きが長くなりましたね。では実際に作業机の鍵を開けてみましょう。
まずはマイナスドライバーを鍵の下側、ピンがない方に少しだけ差し込みます。そして鍵の回転方向に軽く力を加えます。テンション(緊張)をかけるというわけですね。これによりシリンダーは少しだけ回転し、外殻部とシリンダーの境にズレが生まれます。本来スプリングの力によってトップピンは下げられてしまいますがこの状態でピンを上げるとズレの部分にトップピンが引っかかり下ピンだけが落ちてくるようになります。これを繰り返して全ての上ピンを上げていけばピッキング完了です。

f:id:switchge003:20161004000523j:plain

テンションをかけたところ。マイナスドライバーで代用しています。

f:id:switchge003:20161004000547j:plain

開いたところ。カチャリと心地よい音がします。

さて、肝心のピンをあげる作業ですが一本一本音や指先の感覚で上げていくのはかなり難しいです。そこで今回はレーキングという方法を用います。
レーキングとは平たく言えば適当にガチャガチャやることです。海外の動画でもよく見かけるんじゃないでしょうか。これはとにかくピンに触ることで偶然トップピンが全てシアラインに揃うことを前提としています。実際に作業机でやってみたところ開錠時間は15秒~5分くらいでした。運要素がある分かなり差がでましたね。

ここでピッキングをする上での初心者に多い注意点があります。
1つめは、テンションに力をかけすぎることです。あまりかけすぎるとピンが上がらなかったり鍵自体が壊れてしまう恐れがあるからです。
2つめは、ピンの上げすぎに注意です。レーキングはとにかくガシャガシャやるものですが力加減もあります。優しくなでるようにやらないと下ピンが外殻部に入ってしまいそれが邪魔をしてピッキングに失敗してしまいます。こうなった場合はテンションを元に戻して再度一からピッキングを始めてください。

 


終わりに
いかがですか?仕組みさえ理解してしまえば身近なものでピッキングは楽しめてしまうものなのです。私は普段ネットワークや自作PCくらいしか趣味がなかったのですが今回IPUSIRON氏の記事を読み趣味が広がりました。
これを期にみなさんもピッキングを初めてみてはいかがでしょうか。私もまだピッキングを初めて2週間ということもあって試行錯誤を繰り返していますが鍵が開く瞬間は是非皆さんにも経験していただきたく思います。
今回の記事ですが見てわかる通りかなり省略しています。詳しいことは http://akademeia.info/index.php?%A5%D4%A5%C3%A5%AD%A5%F3%A5%B0 をご覧下さい。
ちなみに私は今海外通販サイトからピッキングツールを取り寄せています。次回があればそれらを使ってまたレビューしていきたいなと考えております。
ここまで読んでくださりありがとうございました!